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【読書レビュー】アイデアの作り方 ジェームス・W・ヤング

 

こんにちは、とろです。

 

今日は読書感想文です。メモ代わりにちょくちょくやっていくと思うので気になる人は見ていってください。見やすさは一切考慮していませんのであしからず。

 

【タイトル】

イデアのつくりかた

【著者】

ジェームス・W・ヤング(今井茂雄訳)

【読んだ動機】

広告、YouTubeを職業にする上で人にモノを伝える技術を学びたかったため。

【内容】

イデアの定義(既存の要素の新しい組み合わせ)をしたのちに、5つのステップ(1.

資料の収集2.資料の咀嚼3.問題の放棄4.発想5.具体化・現実化)からアイデアの作り方を説明している。また、簡単なものではないとしながらも、アイデアを生み出すために行う訓練の方法を解説している。

【評価】

本の内容は良かったが、メンタリストDaiGoが帯ではなく表紙に直接プリントされていた。まあ正直どうでもいい。本文自体が60ページ弱でサクッと読めるが内容は深い。

【感想】

短い文章の中に大量の「するべきこと」が書かれている。ヤングの言う5つのステップは、一見突拍子もないように見えるがどれももっともなものである。一度この本を読めば、広告だけではなく、全ての「優れた」アイデアと呼べるもの(例えばポケモンカードの強いデッキとか)がこのステップによってのみ生み出されることは、何かアイデアを生み出したことのある人(要するにほぼすべての人)なら容易に理解できるはずだ。

また、本書ではアイデアを生み出すことを生業としようとする人が学ぶべき学問と、その学習に必要な書物を数多く紹介している。その中でも彼は社会科学の重要性を強調し、ヴェブレンの『有閑階級の理論』や、リースマンの『孤独な群衆』はほとんどの広告について書かれた本よりも有用であると語っている。そこで僕も早速、『有閑階級の理論』を買って読んでいるのだが、キモ過ぎて部屋の中で暴れまわっている。あまりにも回りくどい言葉で、時には誰かを馬鹿にするような口調で書いてあるものだから(どうやら感情的なものではないというのがなおさらタチが悪い)、一読では中々文章の本意を掴むことが難しい。とは言っても、僕は文章を論理的に読むことが苦手であるからそうなっているだけな気もするので、読解力と知識に自身がある方は是非読んでみてはいかがだろうか。